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白桃、ピンクグレープフルーツ、海風の香り。クリーンでさわやかな後味は、柑橘類とバラの花びらのニュアンス。バランスと味わいが素晴らしく、軽やかに楽しんでいただけるワインです。
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生産地:イタリア・トスカーナ州
品種:100% サンジョヴェーゼ
アルコール度数:13.5%
■生産 ポデーレ・サン・クリストフォーロ
イタリア・トスカーナ州グローセットで、ロレンツォ・ゾニン氏は、工学部を卒業後アメリカに渡り、ワインを1から本格的に学び、その中で発酵という奇跡に魅せられ、ワインを造っていくことを決心した。彼の目的とするワインは「人に感動を与える個性的なワイン」。賞を取る事を目的とするのではなく、心地良く呑める、その土地を感じられる様なワイン。
トスカーナ州・マレンマ地方は、ボルゲリに続くワインの名産地として近年定着してきた。ロレンツォ・ゾニン氏は、長い歴史を持つゾニン家のノウハウと勘で何年も調査を重ね、マレンマで一番美しいと思えるこの土地を選び、サンクリストフォーロのワイン造りを始めた。
マレンマは、大きなワイナリーがほとんどと言う中、畑わずか13ヘクタールだが、この土地は海風が持続的に吹くという特徴があり、それによりブドウが健康に育ち、また夏の高温が和らげられる。この風はブドウが完熟し、本来持っている香りを保持するのに不可欠な要素になっている。ぶどうの木には水を与えないという過酷な状況の中、根が地下深くまで伸びて、トスカーナの山からマレンマの海まで地下水が流れている。その水だけでそのぶどうが育っている。
カルシウム豊富で粘土質のミネラルを含んだ山からの風で運ばれた物が含まれ、かつ少し砂利が多く、メディオ・インパスト(石炭、砂、粘土からなる)で、スケレートロに富んでいる土地。「粘土質+砂質+泥が多い」この土地は、典型的な砂質または粘土質どちらか、という土地とは異なり、非常に魅力的な土地と言える。また、畑の周りには、ユーカリの木が多く、ユーカリにつく虫とブドウにつく虫とのバランスにより農薬を使わずビオを実現出来、肥料も必要としない。
サン・クリストフォーロは、科学技術に頼らず、ほとんどの作業を人の手によって行う。土や葉っぱを管理し、果実に日光・風を当てながらブドウの世話をする。素晴らしいワインを科学技術に頼らずにつくるには、何より畑、ブドウそのものの質を改良し、進歩させなくては行けない。そのため、セレクションマサールを採用している。そうして出来たワインは、初めの一口で、予備知識は抜きに、最大の特徴となるその土地を認識することが出来る。
代々続くワイン家で育った彼であるからこそ、ファーストヴィンテージから素晴らしいワインを仕上げる事が出来たのであり、これからも土地と自分自身の個性を追求する姿勢は、変わらない。
(以上インポーター情報)